人が多く集まるところには、落とし物や、忘れ物も多く発生します。
埼玉新聞に次のような記事が出ていました。
「拾得届、過去最多に ららぽーと新三郷、レイクタウン、イオン羽生など大型商業施設8割 ドローンは43点」(埼玉新聞 2020年3月4日付)
記事の内容を要約すると、
- 2019年の1年間に埼玉県警に寄せられた拾得物は過去最高の93万744件。
- 傘や、財布、鍵など定番の拾得物に加えて、ベビーカーやドローンなども届けられた。
- 拾得物の多くは鉄道会社や大型商業施設に集中し、その割合は84.2%に達する。
- イオンレイクタウンkazeからは、大型商業施設の中で2番目に多い、1万5,543件の拾得物届けが出された。
- 拾得物の増加を受けて、県警では越谷警察署にも県警遺失物コールセンターを開設した。
ベビーカーやドローンの拾得物?
ベビーカーの忘れ物(?)は大型商業施設の帰りに、子供を車に載せて、ベビーカーを積み忘れたものでしょうか?
ドローンは、何らかの原因で墜落したものが発見できずに放置され、後日届けられたものでしょうか?
拾得物として届けられるまでのストーリーが色々と想像されますね。
落とし物や、忘れ物を発見した場合には?
わたしたちが落とし物や、忘れ物らしきものを発見した際には、警察に届けますが、発見した場所により届け先が違うそうです。
通常は発見した後、直接、警察署や交番に届出することになりますが、駅や商業施設などで発見した場合には対応が変わります。
埼玉県警のサイトを見てみますと、次のような記載があります。
駅やデパート等の施設内で拾ったとき
施設内で落とし物を拾ったときは、速やかに駅員、店員などの施設のかたに提出してください。
この場合、拾ってから24時間以内に施設のかたに提出しないと
1.落としたかたからお礼(報労金)を受ける権利(落としたかたに返すことができた場合)
2.落とし物を受ける権利(所有権。落としたかたに返せなかった場合)
等がなくなってしまいます。なお、拾ったかたが直接、警察に届出したときは、施設の同意が必要となります。この場合も、拾ってから24時間以内に届出しないと権利がなくなってしまうので注意してください。
「落とし物を拾ったときは?」(埼玉県警)より
駅やデパートなど、施設内の場合には、駅員や、店員、施設のスタッフに届け出た後、これらの方からまとめて警察に届出されるという流れになっているのですね。
レイクタウンのイオンにも日々多くの方が訪れていますが、イオンレイクタウンkazeから警察に届けられたものだけで、1万5,543件。1日平均42~43件の落とし物や忘れ物が、持ち主が見つからずに警察に届出されている計算です。
日々の拾得物の保管・管理だけでも大変な作業です。
落とし物、忘れ物をしてしまった場合には?
今度は、自分が落とし物や、忘れ物をした場合にはどの様にすればよいのかを確認してみます。
遺失届(落とし物をした届)を出す
遺失届(落とし物をした届)を出す
次の方法により届出することができます。1.警察署に電話する。
2.警察署、交番又は駐在所に行く。
3.電子申請を利用する。
なお、落とし物が見つかったときは、落とし物を保管している警察署から電話又は文書でお知らせします。「落とし物をしたときは?」(埼玉県警)より
電話で問い合わせをしたり、警察署や交番まで行かなくても、埼玉県警のホームページから検索することができます。
「埼玉県警察 本部落とし物・忘れ物検索」(埼玉県警)
試しに「レイクタウン」で届けられた「携帯電話」を検索してみると、数日間の期間でも20件ほど届け出されていることがわかります。(本記事作成時点)
結論:落とし物や、忘れ物には気をつけましょう。
気をつけても無くならないのが、落とし物や忘れ物ですが、少しでも減らせるように気をつけたいと思います。
当たり前のことですが、落とし物や、忘れ物には十分に気をつけましょう。