こんにちは!レイクタウン情報局のsoraです!
季節も進み、次第に日が短くなったなと感じられます。
日が短くなったことに加え、もう一つ気になったことがありました。
先日、JR越谷レイクタウン駅の近くを歩いていた際に、撮影した映像です。
駅の北口ロータリーに立つ木に、鳥の群れが止まり、大きな声で鳴いていて、周辺には深夜までその大きな鳴き声が響いていました。
近くから確認することができませんでしたが、「ムクドリ」の群れではないかと思われます。
JR越谷レイクタウン駅前のロータリーなどに集まる「ムクドリ」とは
全長24cm ほどで[1]、およそスズメとハトの中間ぐらいの大きさ。尾羽を加えるとヒヨドリより一回り小さい。翼と胸、頸は茶褐色で、頸から頭部にかけてと腰に白い部分が混じり、足および嘴は黄色い。
雄は胸や腹・背が黒っぽく、雌は褐色に近い。
雑食性で、植物の種子や果物、虫の幼虫などを好んで食べる。地面に降りて歩いて虫などを探すこともあれば、木の枝に留まってカキなどの熟した実をついばむ様子も観察される。椋の木の実を好んで食べるため「椋鳥」と呼ばれるようになったといわれているが、これに限らず幅広く食べている。
ムクドリ (Wikipediaより)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A0%E3%82%AF%E3%83%89%E3%83%AA
ムクドリの生体
スズメ目ムクドリ科の「ムクドリ(椋鳥)」は、スズメと同じように、日本全国に生息していて、農地や公園など、樹木や植物の多い場所を好むようです。
雑食性で木の実や、果実などを食べたり、昆虫なども食べているようです。
春から初夏にかけての繁殖期には、群れから離れて、つがいで行動し、子育てを終えた夏の終わり頃に再び群れに戻って生活をします。
ムクドリによる被害
秋から冬にかけて集団で行動するムクドリの群れは、都市部では夕方になると駅前の街路樹などに止まり、大きな鳴き声や、大量の糞などで周辺の住民を悩ませています。
同じ越谷市にある、東武スカイツリーラインの「せんげん台」駅前に集まるムクドリは、TVの番組でも取り上げられたこともあり、広く問題が認識されています。
少数で木に止まり、さえずっているぐらいであれば、かわいい光景として和やかに受けとめられますが、数百、数千という数が群れになって活動している姿は、恐怖感を覚える人もいるのではないでしょうか?
ムクドリへの対策
騒音や糞に悩まされる人が増えると、自治体への対策を求める声が上がり、全国でも様々な対策が行われています。
天敵である「フクロウ」や「鷹」などの声を発する装置を、ムクドリの群れが集まる木の周辺に配置し、ムクドリを追い払う方法。
木の下からロケット花火などを使って、光と音でムクドリを追い払う方法。
ムクドリの集まる木全体にネットを掛けて、ムクドリが止まれないようにする方法。
ムクドリの嫌う匂いを発する装置を木につけて、ムクドリが木に戻らないようにする方法など、全国各地で様々な対策を行っているようです。
ムクドリ対策の例(会津若松市)
[blogcard url=”http://www.city.aizuwakamatsu.fukushima.jp/docs/2016081000042/”]
人とムクドリの共生は取り戻せるのか?
もともとは自然の環境の中で、お互いに共生をしていた人とムクドリですが、人の手による開発でムクドリの生息する自然環境が変化してしまったためか、人の多く集まる明るい駅前の木などにも集まるようになってしまいました。
駅前や住宅街の近くなど、人の集まる場所に群れでやって来るムクドリを、様々な対策で追い払うことができても、追い散らされたムクドリ達は、周辺に新たな場所を求めて分散してしまうだけで、しばらく経つともとの木に戻ってくることもあるようです。
こうしたことから、様々な対策が全国各地で行われているものの、決定的な解決策というのは見つかっていないようです。
人とムクドリがバランス良く共生できる環境づくりができるのが望ましいのですが、越谷レイクタウン駅前でも発生しているこの問題、良い解決策は見つかるのでしょうか?